ルアーフィッシング全般 > ルアーフィッシングにおける勘違い
道具がかっこいいけど釣れません
ルアーフィッシングの道具は餌釣りに比べかっこよくみえる道具が豊富です。中学生のころに私がバス釣りにハマったのもかっこいいという憧れがあったからだったのです。かっこよくルアーキャストし、リトリーブを繰り返す。自分のキャストのフォームやキャスト時の音に惚れ惚れし、ルアーを引きまくる。でも、釣れないルアーマンをよく見かけます。そんなとなりで、私は地味ですが着実に釣っていたりします。どんな違いがあるんでしょうか。答えは実は簡単ではないくらいにありすぎなのです。あなたは、一回のキャストで、どれだけの情報を集められていますか?
釣り方はフィールド毎に異なっています
私は10代の頃、村田先生をはじめ多くのアングラーのバス本を読み漁り、ビデオを見て研究しました。結論として、多く魚を釣るためは、どれだけの情報を集め、想像力をはたらかせ、魚を誘い出すのかがポイントになるというところに気づいたのです。ビデオや本で紹介されている釣り方は、それぞれの釣り場では効果的な釣り方であるが、あなたが行く釣り場で有効かどうかはわからないのです。フィールドに着いて、釣り方を考えられるのが、釣れるルアーマンへの道だと思います。でも、それって以外と誰でもできると思います。
ワンキャストで集められる情報はハンパナイ
釣り場につき、最初のワンキャストで多くの情報が得られますが、あなたは感じられていますか?キャストしルアーを着底させる、この瞬間に、まずその釣り場のポイントの深さがわかります。投げたルアーの沈む速度を知っていれば、おおよそわかるはずです。最初は、深いなぁ、浅いなぁくらいで良いと思います。慣れてくれば、10メートルはあるなぁとか、あるいは潮の流れが強すぎて底がわからないなぁとか、分かるようになります。着底が完了したら、リトリーブに入るわけですが、この瞬間にその場所が海藻等の障害物がある場所なのか、そうでないかも分かります。リトリーブを開始したら、底(根)のようすだけでなく、潮の流れも感じることができます。そうやって手前に引いてくるあいだに、その場所の地形がぼんやりとわかってくるようになれば、次のルアーのアクション方法へと繋ぐことができます。
リトリーブスピードが常に一定のダメアングラー
流行のルアーフィッシングを誤解し続けているルアーマンは悲しいものです。同じ場所で30分以上同じリトリーブスピードで、同じルアーでシーバスを狙っているルアーマンを見ることがあるのですが、あまり釣れている姿をみたことがありません。回遊しているシーバスとは出会いの釣りなので難しいのは確かなのですが、同じ釣り方を続けていてもあまり良い結果が得られないことが多いと思います。ルアーへの反応は、どんな魚もある程度似たりよったりだと私は考えています。魚が見えるトラウトのエリアフィッシングの経験では、活性が高い魚はすぐに釣れるのですが、それ以外の魚はなかなか釣れません。特に同じルアーで同じただ巻きを続けても、釣れないのです。そこで、アクションを加えます。魚の目の前を通すときに、瞬間フォールさせたり、リトリーブスピードを遅くしたり、速くしたり、また、ロッドをあおったり。そうするとリアクションして食らいつく魚がいるのです。これは、どのフィッシュイーターでも同様であったりします。
アクションを変化させて誘い出すのである
トラウトフィッシングでは、魚は丸見えですので、ルアーへの反応がよくわかります。トラウトフィッシングでは、見えている魚がすぐにルアーにスレて釣れなくなるのを実感できるので、ルアーを変えたり、引いてくるレンジを変えたり、リトリーブスピードを変えたりと様々なアクションを加えて誘い出すのです。はっきりいって海釣りもあまり変わりありません。1回のキャストで釣れなかったら2回めはアクションをやや変えます、それでも釣れなかったらリトリーブスピードを落としたり、トレースコースを変えたりして、魚へアピールするのです。