ジグヘッドのフックのサイズは#10~#3と数字が小さくなるにつれて大きくなります。 フックのサイズが大きくなるというのは、1)針の幅が大きくなることと、2)軸(針金の部分)が太くなるということを意味しています。 針が大きいと小さい魚の口には当然入らないので、口が小さな対象魚を選ぶ場合は小さい針を選ぶ必要があります。 一方で針が小さくなると針の太さも細くなるので、小さな針に大きな魚がかかると針がまっすぐに伸ばされてしまって逃げられるということがあります。 当然根がかったときも軸の細い小さな針ほど針先が広がっていることが多いです。 どうやって針を選ぶかは経験則になってきますが、 なんだかあたりがあるんだけど釣れないというとき、あたってくる魚が小さくフッキングしていないということが多いので針を小さくするという感じです。 クチの大きいカサゴをターゲットとしていたためサイズを#3で狙っていたが、まわりでアジが釣れているのでそのまま沖になげた。 あたりが何度もあるがアジが乗らない、なぜだろう。そんなとき針のサイズを#8にしたら15センチのアジが釣れだしたというような感じです。
ジグヘッドのヘッドにあるおもりの重さはグラム(g)で表記されているメーカーもあればオンス(oz)で表記されているメーカーもあります。 海外メーカーはオンスを使っているので海外から入ってきたルアーフィッシングの商品についてはオンスが一般に使われいたりします。 日本の有名メーカーはどちらも表記するようにしていますが、約やニアリーイコールで表記されることが多いのです。 それはオンスのグラムを換算数値を見れば一目瞭然です。 1オンス=28.349 523 125グラム なんて相性の悪い換算数値なのでしょうか。1オンス=28グラムならわかりやすいですが、小数点以下も微妙で、換算自体が無理やり感がありますね。 実際の釣りのときに小数点以下の値なんて感じれるほど「人」は敏感ではないので、1オンス=28グラムで考えて良いとおもいます。
0.5g≒1/64oz
1.0g≒1/32oz
1.5g≒3/64oz
2.0g≒1/16oz
2.5g≒5/64oz
3.0g≒3/32oz
ジグヘッドの重さはルアーの沈む(フォール)早さに影響します。 実際にはジグヘッドの重さと付けたワームの浮力とワームの水抵抗と潮の流れでフォールのスピードは変わるので、それぞれを考慮しながら釣ることになりますが、 1gや1.5gの軽いジグヘッドというのは、かなりゆっくりフォールしていくので、ゆっくりのスピードが良いときはそれだけで魚がよってきたりします。 一方でリールをリトリーブするとロッドの先に向かって糸は引っ張られるので、たいていジグヘッドは上に引っ張られることになり上に向かいます。 当然軽いジグヘッドほど上に浮き上がりやすくなるので、表層を通すことになります。 これをふまえて、重さの選び方は、狙っている魚がどのレンジに泳いでいるかがポイントになります。 深いレンジにいる魚であれば重いものを浅いレンジにいる魚であれば軽いものをとなります。 ここまでは誰でも理解できますが、実際には釣り場により深いレンジの深さが違ってきます、深いというのが3メートルの場所もあれば15メートルの場所もあります。 また、魚も常に同じところに入るわけではなく泳いでいるのでレンジ(棚)も変わります。 そういったことを考えながら、複数のジグヘッドを用意し探りながら釣りをすることで、釣果は変わってきます。